- 1回目~1.起勢から6.左右倒巻肱まで〜
- 2回目~7.左攬雀尾から12.高探馬まで〜
- 3回目~13.右蹬脚から18.左右穿梭まで〜(今回です)
- 4回目~19.海底針から24.収勢まで〜
24式太極拳の動作の解説(3/4回目)
13.右蹬脚(うとうきゃく)・・中国語読み「ヨウドンジャオ」
上体をかすかに右に回し、左手をそのまま前上にあげ(手のひらは手前むき)て、右手(手のひらは外むき)と背中合わせに倒交叉させる。同時に左脚はひざを屈げて足をかるくもちあげる。
目は両手の中間を見る。

上体をやや左に回し、左足を左前(左正面より約30度左)へ踏み出し、まずかかとを地につける。①右足をあげて右にまわす。②左手のかかとを地につける。①②両手を分けて、右手は右回し、左手は左回し(左手のひらは手前むきから外むきに変る)に円をえがき、一回り(手のひらは外むきから内むきに変る)して、③胸の前で交叉する。このとき右手を左手の外側にする。③右足を左足に近づけて足先を地につける。(112図)
目は右前を見る。


体の重心を安定させ、右膝をもちあげる。右足先は自然にたらす。左手は左後に、右手は右前に分けはじめる。
目は右手を見る。

右足先だけで立ち、右足を右前方(正面より約30度右)にむけて蹴りあげる。このとき足先を立てて、かかとに力を入れる。同時に両手をそれぞれ右前と左後に弧を描いて分け開き、手のひらを外むきにして、左右に押すように挙げる。腕は伸ばすが肘はかすかに屈げ、また左手と右脚は上下の位置で相対する。また左脚はやや屈げる。
目は右手を見る。

14.双峰貫耳(そうほうかんじ)・・中国語読み「シュアンフォングァンアル」
蹴りあげていた右脚のひざをまげて足先を自然にたらす。同時にそれまで後方にのばしていた左手を上方から弧をえがいて前方にのばし、両手をそろえて手のひらを手前にかえし、そのまま下に弧を描いて右膝の両側におろす。(手のひらは上向きとなる。
目は前を見る。

右足をのばして右前方(約30度)におろし、かかとを先に地につける。両手は体の両側を下におろしながら、腰の両側で徐々に拳をにぎる。(重心はまだ左脚に)
目は前を見る。

右足を前部地につけ、ひざを屈げて右弓歩をつくる。(つまり重心は右脚へ)両拳はそれぞれ両側から前上に向かい、弧を描いて額の前方へつきだし、半開きにしたヤットコのような状態にする。両拳の間隔は10~20センチ、高さは耳と水平。このとき、肩を沈め、肘をさげて両腕ともに弧状を保つこと。

15.転身左蹬脚(てんしんさとうきゃく)・・中国語読み「ジュアンシェンズオドンジャオ」
左足の膝を屈げながら体を後にひいて重心を左脚に移し、上体を左にまわす。同時に右脚はひざをのばし、かかとを軸にして、つま先をあげ左にまわす。同時にまた、両手は拳を徐々にひらき、上から左右に向かって弧を描いて平行に分け開く。(手のひらは前向き)
目は左手を見る。


重心をふたたび右足に移して、左足を右足の内側にひきよせて足先を地につける。同時に左脚は、まがっていたひざをのばし、かかとを基軸にして、つま先を上げる。同時に上体を進行方向にむかって45度左へむける。
両手は体の前面につれて、まず右後方にむけ弧をえがきつつ耳と同じ高さ(位置は後方)まであげる。②左手を上に弧をえがきつつ、右手は下におろし、腹の前を通り弧をえがいて右に動かし、②体の右側にきたら(93図)、それまで手前むきの手のひらをかえして右に向ける(91図の左手)。①右手を右下におろし、腹の前を通って下方に弧をえがき、②さらに左上に回し左肩の前に至る。手のひらは手前にむける。
目は右手を見る。


体の重心を安定させ、左膝をもちあげる。左足先は自然にたらす。右手は右後に、左手は左前に分けはじめる。
目は左手を見る。

左足だけで立ち、左ひざをまげて足底を地につけつつ、上体を前におしだす。つまり重心が前に移ったのにつれて、足底を全部地にもにつける。そして重心を左脚にうつす。このとき右足は足底の前丘部を軸にして爪先が前にむくよう方向を補正し、ひざをややまげて「右虚歩」をつくる。左手は耳のそばからさらに前に押し出し、手のひらは前にむけて立てる。また左手は手のひらを上にむけたまま、手が左胸の外側にくるまで、ひじをひく。
目は左手を見る。

注意:この<左蹬脚>の方向は、前号< 13右蹬脚>と180度になる。
16.左下勢独立(さかせいどくりつ)・・中国語読み「ズオシャシードーリー」
蹴りあげていた左脚のひざをまげて足先を自然にたらす。上体をやや右にまわし、右手を鈎手(爪先でものをつまむようにして手首を下にむける)にする。ついて、左手の手のひらを上向きにして、右に弧を描いておろし、右肩の前で手のひらを立てる。このとき手のひらは手前に向ける。
目は右鈎手を見る。


①重心のかかっている右脚のひざをまげて、かがむ。①左足をおろししつつ左横(やや後ろ)にのばして、爪先を右かかとの線上におき、かかとをつきだすよう(つまり爪先はやや内側)にして足底を全部地につける。①上体を左にまわし、おろしてきた左手は股間の前を通って左前方につきだす。(上体はあまり前こごみにならぬよう)
目は左手を見る。

①左足のかかとを軸にして爪先を立て左にまわす。①体の重心を左脚に移しつつひざをまげ、同時に右脚はのばし、左足の爪先を内側にまわす。②上体をわずかに左へまわしつつ、おこして゛ゆく。②前方へつきだした左前腕を徐々に立てる。(手のひらは左にむける)①②左脚は鈎手にしたまま体の後ろでよじり、指先を上向きにする。
目は左手を見る。

①左脚(ひざをまげたまま)に完全に重心をうつす。(以内与前こごみになる)②左足を地から離し徐々にひざをまげつつ前にあげ、足先は自然にたらし、左脚だけで立つ。上体はまっすぐにする。②左手をおろして手のひらを開きながら左脚の外側にそって前へ出し、ひじをまげ、上体、手のひら(左むき)を直立させる。左ひじと右ひざが相対する。②右手は徐々におろし、手のひらで下をおすようにして左もののそばにおく。(指先は上げぎみ)
目は左手を見る。


17.右下勢独立(うかせいどくりつ)・・中国語読み「ヨウシャシードーリー」
①右足を左足の前におろし、足先を地につける。②左足先を軸にかかとをまわして身体を左にまわす。②左手を左後方、腕が水平になるまでひきあげ、鈎手にする。②右手は身体の回転にしたがって顔の前を通って左へ弧を描き、左肩の前で手のひらを立てる。(手のひらは手前むき)
目は左鈎手を見る。


①左脚に重心をかけ、ひざをまげて、かがむ。①右足をわずかにあけ、右横(やや後ろ)にのばして、爪先を左かかとの線上におき、かかとをつきだすよう(つまり爪先はやや内側)にして足底を全部地につける。①上体を右にまわし、おろしてきた右手は股間の前を通って右前方につきだす。(上体はあまり前ごごみにならぬよう)
目は右手を見る。


①右足のかかとを軸にして爪先を右にまわす。①体の重心を右脚に移しつつひざをまげ、同時に左脚はのばし、左足の爪先を内側にまわす。②上体をわずかに右へまわしつつ、おこしてゆく。②前方へつきだした右前腕を徐々に立てる。(手のひらは左にむける)①②左脚は鈎手にしたまま体の後ろでよじり、指先を上向きにする。
目は右手を見る。

①右脚(ひざをまげたまま)に完全に重心をうつす。(以内与前こごみになる。)②左足を地から離し徐々にひざをまげつつ前にあげ、足先は自然にたらし、右脚だけで立つ。上体はまっすぐにする。②左手をおろして手のひらを開きながら左脚の外側にそって前へ出し、ひじをまげ、上体、手のひら(右むき)を直立させる。左ひじと左ひざが相対する。②右手は徐々におろし、手のひらで下をおすようにして右もものそばにおく。(指先は上げぎみ)
目は左手を見る。



18.左右穿梭(さゆうせんそう)・・中国語読み「ズオヨウチュアンスオ」
A 右穿梭(右・はたおり)
①身体をやや左に回転させ、左足を徐々におろす。(足先は斜め左前に向くことになる)②右足のかかとをあげ、両足の膝をまげて両側の膝のまえでボールをかかえるような姿勢になる。①~②両手はそれぞれ弧を描いて左手のひらは下むき、右手のひらは上むきにし、ボールをかかえるような形をとりはじめる。


目は左手を見る。
①左手は上に、右手は下にして、左胸の前でボールをかかえるようにする。①重心を左脚に移しながら右足を左足の内側によせ、足先を地につける。
目は左腕を見る。

①身体を右に回転させ、右足を斜め右前に踏み出し、まずかかとを地につける。①右手を上にあげ、手のひらを手前向き斜め下に向けて額の前までああげる(手をかざすような形)。①左手を左腰付近までおろし、手のひらを立てて前にむける(つまりかかえていた玉をまわすようにして、両手の上下を逆にする)
目は前を見る。

①右足底を全部地におろし、重心を右脚にかけて右膝を注げ、左脚をのばす(つまり「右弓歩」となる)。①腰の左側にあった左手を前に押し出す(手のひらは前にむけ、鼻の高さまであげるとよい)①かきわけた両手は、右手は前上にむかって右手のひらをひるがえして右額の斜め上まで押し上げる。手のひらは斜め上に向ける(右手で自分の顔を守り-ごよう、左手で相手を攻めるような形)
目は左手を見る。
注意:弓歩のさいは、上体をまっすぐにし、あまり前へかなむけないこと。また腰・股のつけ根はコチョナにせず力をぬく。両かかとの距離は正面からみて約30センチ離す。


B 左穿梭(左・はたおり)
①体をひいて重心を後(左脚)に移し、右足先をわずかに外側にむける。上体をやや右にまわし、両手はそれぞれ手のひらをかえして、ボールをかかえるような形をとりはじめる。
目は前を見る。

右穿梭②を左右逆にした動作。すなわち①右手は上、左手は下にして、胸の右前でボールをかかえるようにする。重心を右脚に移しながら、左足を右足の内側によせて、足先を地につける。
目は右腕を見る。

右穿梭の③を左右逆にした動作(説明省略)

右穿梭の④を左右逆にした動作。(説明省略)

- 1回目~1.起勢から6.左右倒巻肱まで〜
- 2回目~7.左攬雀尾から12.高探馬まで〜
- 3回目~13.右蹬脚から18.左右穿梭まで〜(今回です)
- 4回目~19.海底針から24.収勢まで〜
